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久しぶりに更新。だいぶ体調が良くなって活動量が上がってきた。
プロジェクターとパソコンとBOSEのコンポをつないで「砂の器」を鑑賞。
壁はいいスクリーン。
音も含め、40席のミニシアターくらいの質はある。
以前にクライマックスの部分はテレビで見たことがあった。
ゲオで見かけたので借りてきた。
最初のスタッフロール、錚々たる面々。
山田洋次、芥川也寸志、丹波哲郎、緒形拳、渥美清、笠智衆。
33年前の公開だからなぁ。
見終わってみて、やはりクライマックスがよかった。
病気の父親と幼い子供の長い旅。
同時に流れるオーケストラ。
病気への偏見による仕打ちを受け、辛い旅を送った子供は、
作品に昇華することはできても救われることはなかった。
親子であり、お互い大事に思っていて、かつ生きていることを知りながら会うことを拒否するなど、
普通の人生を送ってきた私にはとてもわからない心情だ。